都市と楽しみ

都市計画と経済学の融和した都市経営を京都で考えています

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Dusk (逢魔時)の朱鷺色、空色、東山にかかる雲:刻々と変わるグラデーション

雨上がりの夕方、東山に雲がかかる。7時だが夕陽は空の雲を照り映えさせている。穏やかなグレイッシュな色合いだ。朱鷺色の雲、その奥のうす青い空、手前の灰色の雲が刻々と変わる。蒸し暑いような肌寒いような梅雨の季節。<o:p></o:p> もうすぐ水無月、お菓子の水無月…

ゾンビ経済学(ジョン・クイギン):ゾンビの分析が多いが、最近の通説をまとめたかのよう

ゾンビには大中庸時代、効率的市場仮説、DSGE,トリクルダウン経済、民営化の5本柱だ。いろいろゾンビを分析しているが、今後のゾンビについてのお話が少ないのは残念で、訳者の山形のあとがきに賛同する。<o:p></o:p> DSGEで述べられているマイクロがマクロを変化させる…

はなぶさ(大阪 堺筋本町):行き着けになり、新しい食べ方も

さっぱり醤油の鶏魚介とつるつる中太麺が気に入り愛用。他のラーメンの開拓が進まない。チャーメン丼はタレ抜きでスープを掛けて食べるとこれも美味しい。あわせて800円はお得だ。もう少し魚介が増えて、複雑なお味を整理し、透明なスープとなると更に良い。…

呑めば、都(マイク・モラスキー) 居酒屋の東京:都市・生活・楽しみ方と居酒屋

ジャズ喫茶論が有名なアメリカ生まれ、日本語が達者で、ピアノも良くする引っ越し好き、嫌煙型赤提灯愛好者の教授の居酒屋探訪。面白いのは自分の体験、経験、新体験について居酒屋を通じ活写している。これは面白い発想だ。(居酒屋という場面(切り口)を…

渡辺漬物店(京都 新町今出川):連休にたまたま開いていた

贔屓のパン屋 マリー・フランスの帰り道、新町で見つけた。月・水・金の営業のため土日通りかかることが多いため初めてだ。漬かりが深い胡瓜を3本200円で買う。なかなか美味しい。胡瓜は古漬けに近いようなのが好みだ。しかもお手ごろなお値段で品揃えも幅広…

失われた30年 逆転への最後の提言(金子勝、神野直彦):独自の観点からの経済提言

金子勝はもともとマルクス経済だった、片や神野直彦はドイツ派でイノベーション理論のシューペンターの研究だ。この2人の対談形式で独自の見解が多く、面白さと疑問が交錯する。知見は、年金、雇用に関するものの知見が多い。<o:p></o:p> <o:p> </o:p> エネルギーを原発型の集中か…

いただきセカンド(京都 金閣寺前):チキンカツレツチーズのせ デミカレーソースはくどい

絵を描いた後、訪問。一番人気のチキンカツレツチーズのせ デミカレーソースは1,250円と高い。(クーポンでソフト・ドリンクは無料になるようだ)胸肉のシャロー・フライだが油切れが悪い上に、チーズがくどい。皮の脂も感じる。ドゥミグラス・ソースにカレ…

京都市中心部での道路線引きはなんだろう「歩いて楽しいまちなかゾーン」:根本的整備ではない

京都の中心部はかつて広い道路だったのも両側からの張り出しもあり狭くなり、太閤検地でその狭さが確定した歴史がある。<o:p></o:p> いつの間にか「歩いて楽しいまちなかゾーン」とやらでロゴマークの看板( http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000145413.html )…

ての字(東京駅 駅弁):鰻弁当は楽しめる

久々に鰻の駅弁(1,980円)、冷えた鰻はいまひとつだが、動く車内で食べるのは格別。タレがついていて足すとしっとり感が増す。ご飯が固めでしっかり美味い。山椒がもっとあるとより良い。疲れて食べるにはちょうど良い分量ですっきりしたお味だ。安い駅弁の…

百貨店の誕生(初田亨):楽しめる百貨店論、勧工場と百貨店(デパート)の出自は違うのでは

大変な労作だ。他の著作も読まないと、と思う。しかし勧工場(明治20年後半から30年に隆盛)は、パビリオン形式(勧業博)の流れはあり、一筆書きの動線、屋内通路で土足、小割りの店舗はあるが、百貨店(以下 デパート)とは違う。勧業博の流れを受け、勧工…

ラーメン扇(京都 堀之内):塩豚骨魚介塩は美味い、餃子も良いがご飯は

豚骨魚介塩ラーメン(650円)、餃子(250円)、半ライス(50円)で950円。ラーメンは塩味のポタージュ風で中太の麺にあう。スープは物足りなく、胡椒やガーリックを足すが餃子の醤油ちょっぴりがよかった。餃子はかりっとしていて美味い。ご飯はだまになって…

ATBは楽しい:Terrraで走る、大田神社の杜若はちょっと遅かった

古いキャノンデールのATBは剛性が高い。ブレーキもしっかり効くし、太いタイヤは安心だ。パス・ハンターのModerataは最近ご無沙汰、レーサーのキャノンデールのPrestaも乗りたいのだが。<o:p></o:p> テニスのあと、ほのぼの加茂街道を走るがニレ科(榎の大木、欅、楡な…

中之島バンクス あたりのウォーターフロントとSAINT-LOUIS AMUSEでの会食はいまひとつ

当方はウォーターフロントの開発の研究・実践が多い。中之島を西側まで歩く開発中も多いが、関電・中ノ島ダイビルのエリア開発などや、美術館計画もあり今後が期待されている。<o:p></o:p> しかし、堤防上のエスプラナードと中之島の内部は道路で区切られている。さらに…

尾張屋錦(京都 麩屋町錦):せいろ蕎麦はまあまあ

朝蕎麦(500円)は連休で終了、残念。そのかわり夜は長くなり蕎麦で一杯になる。このあたりは蕎麦ちょっとというのがないためありがたい。<o:p></o:p> <o:p> </o:p> せいろ(840円)は、薄つゆが盛りきり、蕎麦は固めで味わいが薄い。葱は太めの切り方できれいでない。山葵はたっぷ…

テニスが楽しい:芯に当たって、音が高い

この数年、テニスを週に2回はやっている。最近、フォアのスイングをコンパクトにしたが、芯に当たり無理なく軽く鋭く飛ぶ。しかも緩急、深さ、ドライブの回転の強弱もうまくできる。バックはシングルで高いとスライス、低いとドライブだ。ボレーも下半身で押…

手づくり洋食屋 手塚(京都 府庁前):丁寧で美味しく安い

10年ぶりくらいに久々に訪問。お職はチーズ・ポーク・カツレツだが、チキン・ソテー(850円)にする。こんがり焼けてトマト・ソースがたっぷり。ガルニはいつものスパゲティとキャベツ煮。ご飯は無料で大盛。<o:p></o:p> チキンは味わいと噛み締めがあり、トマト・ソー…

オーディオの手入れ:音が甦り、また音楽を楽しむ

最近は忙しさもありオーディオを殆ど聴いていない、新しいCDも買っていない。春は恒例のCD,LPの埃落としとオーディオの接点の手入れを半日がかりでする。埃が多い、雑巾がすぐ黒くなる。接点も毎年なんでか黒くなっていて接点復活材(Philips)を着けた綿棒…

グリル小宝(京都 岡崎):ハンバーグを堪能、ガルニも多い

久々に小宝のハンバーグ(1,700円)を。切るとジュースが出る。ドゥミグラス・ソースは厚みがあるお味で美味しいが量が少ない。ガルニはポテト・サラダとスパゲティが大量。大瓶のビールでハンバーグを食べて、ポテト・サラダとスパゲティをご飯として食べる…

左大文字を描く:西陣の紙屋川沿いの複雑な地形と左大文字を中景から

左大文字と水をテーマにするといい場所がない。紙屋川の上は段差のある地形で階段も多い。また、西陣の裏側の住宅地域には両側長屋や段差があるため階段つきの長屋など面白い。<o:p></o:p> <o:p> </o:p> いつもは写真でいうと24~35㎜の広角の画面だが、今回は左大文字を主題にする…

ゴッホ展(京都市美術館):アムステルダムのゴッホ美術館からが殆ど、解説は面白い

金曜の夕方は空いていいた。ゴッホ美術館の所蔵が多い。去年の秋、訪問の際アムステルダムのゴッホ美術館は仮移転していたが、整備の間の貸し出しかもしれない。<o:p></o:p> 画家の技法、手法、生活の変化、売りたいという欲望、自己のスタイルを保ちたい相克をテーマに…

王府(京都 修学院):皿うどんはいまひとつ

ちゃんぽんが美味しく量も多いため、今回は皿うどん(780円)にした。出てくるのが珍しく遅く、野菜はどうしたのか炒めすぎでくたくた、餡は塩味で味わいがなかった。麺は細くぱりぱり美味いが量も多い。辛子と酢で味がまとまらず、ソースが良かった。量は多…

村野藤吾展(京都工芸繊維大学):図面と模型

写真と図面と模型の対比の展示だ。記憶にある建物も多い。特に、日本興行銀行本店は、現在隣地が工事中で出っ張りの部分が意匠でしかも隣地斜線で斜めになっているのをこの前見たところだ。模型と図面でさらによく分かった。<o:p></o:p> 矩形図(かなばかり)で、断面、…

てんぐ(京都 東大路 元田中):中華そばは古風

いなりずしやカレーうどんが有名。今回は中華そば(450円)懐かしいお味だが、太めの麺は伸び加減。スープは生姜味で軽やか。薄味のメンマと大きめのチャーシューと小口葱で変化をつける。<o:p></o:p> <o:p> </o:p> カレーうどんがお奨め、注文も多い店屋のお味だ<o:p></o:p> <o:p> </o:p>

東山に新芽が、ほわほわ柔らかい

肌寒い連休。前半と後半はテニスと片付けで、最後の日はくたくた、足は筋肉痛。珍しく、天気が良いのに朝から読書三昧。片っ端から読み倒す。オーディオの調子も良い。<o:p></o:p> 東山が急に黄緑と黄が増えた。新芽の黄緑、椎の花の黄色などだろうか。山にちょっと自転…

桂離宮と修学院離宮(2):青葉が目にしみる

雨上がり 緑が一層映える。椿がまだ咲いていた。遠景がくっきり、棚田に何も植えられていないためすっきりした地形。上離宮では、ひっそりとしており幽玄な佇まい。<o:p></o:p> 修学院は春が遅い。<o:p></o:p> <o:p> </o:p> 遠景の山並みと市街がきれいに見渡せた<o:p></o:p> <o:p> </o:p>

中村軒(京都 桂):桜餅はころあいがよい

関西の桜餅は八重桜みたいな桜の塩漬けの葉にかるくついた(いわゆる半殺し)のもち米に漉し餡を包んだもの。中村軒のは小さくて220円だが美味い。嫌味のない野趣がこの店の矜持だろう。この桜餅を食べると桜の葉の強い香り、厚さのあるもち米と粘り、少ない…

桂離宮と修学院離宮(1):青葉が目にしみる

紅葉の緑が綺麗。見事な躑躅の赤との対比だ。こんなに綺麗な躑躅の盛りは始めてだ。風で葉が動きダイナミックだった。黄砂が飛んでぼんやりしている。初夏の訪れを感じた。 <o:p></o:p> 園林堂と古書院の間の丸い池のふちに躑躅が連なっており、書院の白壁との対比、新…

紫蔵(京都 上七軒):まじめだが楽しめない

移転後久々に訪問、チャーシューとほうれん草で950円。行列は長い、地元だけでなく他からも。チャーシューは大量でほうれん草も玉なのが別皿。入れるとスープの温度が下がる。暖かい酒井製麺は美味いが、スープは冷える。別皿を暖めて欲しい。スープは濃いが…

奇跡のクラーク・コレクション(丸の内三菱一号館):個人で集めたのは奇跡、佳品が多い

久々に東京の展覧会に。丸の内の仲通はケヤキの新芽が鮮やかで石畳に映えて美しい。三菱一号館は中庭もあり素晴らしい建物だが何故か自動ドアが多い。クラーク・コレクションはシンガー・ソーイング・マシーン( http://en.wikipedia.org/wiki/Isaac_Singer …

ますや(京都 高倉松原):中庸とはこのこと

A定食は600円、ハンバーグと魚フライ、マカロニ・サラダなど、味噌汁はない。銀皿で昔のデパート洋食を思い出す。お弁当もやったていて、お馴染みはキチン・ライス(450円)も。中庸のお味だが、フライの衣のカリカリに矜持がある。固めのハンバーグのドゥミ…